水没車は売れるのか?
水没車は売れる?
自動車は上からの水にはかなり強くできていて、
土砂降りの雨でも走行可能なようにできています。
下からの水には非常に弱い構造になっています。
自動車の宿命と考えていいでしょう。
しかし、溜まった水のように、
水に浸かってしまうと、
自動車は臭いも出てきますし、
ひどい場合にはエンジンがかからなくなることもあります。
洪水や浸水によって水没したり冠水したりした
自動車が売れるのかどうか心配になる人も多いでしょう。
水没車とは…
水没車というのは、水に浸かったしまっただけであって、
水が乾いてしまえば見た目には普通の自動車です。
ただ、エンジンをかけようとしてシートに座ると、
確かに水に浸かったのだろうと分かります。
それらしい臭いがするためです。
エンジンもかからないケースが多いです。
水に浸かった自動車は、
エンジン回りの電機系統がショートして
使えなくなっていることがほとんどです。
このような電気系統のショートのほか、
エンジンが稼働中に内部に水が入ったときには、
どこかが破壊されていることもあります。
また、フロアマットが臭ったり、
マフラー内部が浸水して腐食する恐れがあったりします。
サビが浮き出ていることもあります。
水没車は一見すると分からないため、
プロの査定士でも判断が難しいと言われています。
だからといって、
水没したことを隠していてはいけません。
売却時の契約書には虚偽申告の項目があり、
水没したかどうかを回答する部分が必ずあります。
ここで虚偽報告すると法律違反になります。
水没車は、受けたダメージによっては、
そのままで売れる可能性があるため、正直に報告しましょう。