災害で水没した車を積極的に買い取る業者
災害で水没した車を積極的に買い取る業者
2015年9月、台風17号と18号の豪雨によって
日本各地に大きな被害が出ました。
特に鬼怒川の反乱は大規模で、
茨城県常総市は深刻な浸水被害をこうむりました。
このとき、埼玉県に本社のある
株式会社タウが水没車を積極的に買い取る方針を決定しました。
このように、大規模な水害の出た際に、
水没車を積極的に買い取ることを公言する
中古車買取業者が増えています。
日本車は国内では
修復歴や事故歴のあるものは
買い手がつかない状態です。
海外では逆に人気
しかし、逆に海外では
性能が良く頑丈な日本車が安く手に入ることで
人気になっています。
中古車買取業者としては
ビジネスチャンスと考えています。
水没車の放置は、被災現場でインフラ復旧を妨げることが多く、
自治体としても水没車を引き取ってくれる業者は歓迎しており、
オーナーは車を売却でき、自治体も復旧作業の効率化が図れます。
中古車買取業者は、
水没車を被害に遭ったままの状態で
オークションにかけています。
国によっては、
事故車の輸入関税が、
通常の中古車としても低いケースが多くあります。
このため、
かなりの需要があると言われています。
アジアやアフリカ、中東諸国、ロシアでは
日本車の評判が非常に高く、
修理しないままの中古車を買い取り輸出して、
現地で修理する手法が定着しつつあります。
普通は、天井まで水没した車には買い手がまったく付きませんが、
輸出販売するルートを持っている業者は
こういった車でも引き取ります。
天井まで冠水したトヨタのアクアに約20万円の査定額がついた
という報告があります。